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クラウドサインのタイムスタンプ一括検証機能とは

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対応者:クラウドサイン運営事務局
一週間前以上前にアップデートされました


タイムスタンプ一括検証機能とは

クラウドサインにある締結済み書類のファイルに付された文書タイムスタンプ (アーカイブタイムスタンプ、本記事ではタイムスタンプと表記) について、指定した期間中に付されたタイムスタンプをまとめて検証できる機能です。

書類に付されたタイムスタンプを検証することで、タイムスタンプ日時の時点で文書が存在していたことと、そこから現在に至るまでの間に文書が改ざんされていないことを確認できます。

タイムスタンプ一括検証機能を使うと、指定した期間にタイムスタンプが付与された複数の書類を一度にまとめて検証できます。

タイムスタンプを1書類ずつ検証したい場合は、署名検証機能をご利用ください。

本機能は、専門機関の要請に基づいて利用することを想定しています。通常のご利用の範囲内において、お客様がこの機能を利用いただく必要はございません。


検証対象について

検証対象のファイルおよびタイムスタンプは、以下のとおりです。

検証対象のファイル

クラウドサインに保管している以下のファイルが対象です。

  • 2020年10月1日以降にクラウドサインで合意締結が完了した書類に含まれるPDFファイル

  • 上記ファイルをダウンロードし、その後クラウドサインにインポートしたもの

    • 但し、インポートする前に改変や別途タイムスタンプ付与を行なったファイルを除く

検証対象のタイムスタンプ

PDF長期署名フォーマット (PAdES-A) の文書タイムスタンプが対象です。

注意事項

  • 署名検証機能とは、検証対象の書類・ファイルが一部異なります。


操作方法

本機能は、書類の管理権限を有するユーザーのみ利用できます。

1. タイムスタンプ一括検証画面を開く

タイムスタンプ一括検証画面を開きます。操作は利用中のプランによって異なります。

【エンタープライズプランの場合】

エンタープライズプランでのタイムスタンプ一括検証は、キャビネット単位で実施します。一括検証を行いたいキャビネットのキャビネット管理権限を有するユーザーでログイン後、当該キャビネット画面を開き、操作メニュー (「...」ボタン) 内にある「タイムスタンプ一括検証」を押下します。

【フリープランの場合】

フリープランでは「締結済み」の書類一覧画面にある書類が対象です。

「締結済み」の書類一覧画面を開き、操作メニュー (「...」ボタン) 内にある「タイムスタンプ一括検証」を押下します。

【その他のプランの場合】

その他のプランでは管理画面内の「管理書類」画面にある締結済み書類・インポート書類が対象です。

書類管理権限を有するユーザーでログイン後、「管理書類」を開き、操作メニュー (「...」ボタン) 内にある「タイムスタンプ一括検証」を押下します。

以後の手順は全プラン共通です。

2. 検証範囲を指定する

一括検証を行う範囲を、タイムスタンプ付与日の期間で指定して「検索」ボタンを押下します。

期間は、1日〜1年の間で指定できます。

3. 一括検証を実行する

指定した期間内にタイムスタンプが付与されたファイル数を確認し、「一括検証を実行」ボタン →「実行」ボタンの順に押下します。

一度に検証可能なファイル数は12,000件までです。超過する場合、検証範囲の期間を短く調整し、複数回に分けて実行してください。

注意事項

  • 対象ファイルが0件の場合は一括検証を実行できません。

  • 同一のユーザー・チーム内・組織内で一括検証が実行中の場合、次の一括検証を開始できません。

  • ファイル数が多い場合、一括検証処理には長い時間 (〜数時間程度) を要することがあります。

4. 検証結果をダウンロードする

一括検証処理が完了すると、処理完了を通知するメールが届きます。メール本文中のダウンロードボタンを押下して、検証結果のCSVファイルをダウンロードします。

一括検証処理完了後24時間以内に一括検証を実行した本人のみがダウンロードできます。


検証結果の見方

検証結果はCSVファイルとして出力されます。

文字コード

UTF-8 BOM付き

CSVファイル名

エンタープライズプランの場合:

{cabinet}_bulk-timestamp-verification_{from}_{to}.csv

その他のプランの場合:

bulk-timestamp-verification_{from}_{to}.csv

※{from}と{to}:検証期間の開始日と終了日 (yyyy-mm-dd 形式)

※{cabinet} :キャビネット名

タイムスタンプはファイルごとに付与されているため、検証結果のCSVファイルには一括検証を行ったファイル数と同数の行が出力されます。

検証結果のCSVファイルに含まれる各項目の意味は、以下の通りです。

項目名 (列)

意味

備考

書類ID

書類を識別するための一意のIDです。

タイトル

このファイルが含まれている書類の名称です。

管理用タイトル

このファイルが含まれている書類に設定されている管理用タイトルです。

未設定の場合は空欄になります。

ファイルID

ファイルを識別するための一意のIDです。

ファイル名

検証を行ったファイル名です。

キャビネット名

一括検証を実施したキャビネットの名称です。

エンタープライズプラン以外では空欄となります。

書類種別

書類の種別です。

以下のいずれかの値が入ります。

・締結済み

・インポート書類

タイムスタンプ付与時刻

ファイルにタイムスタンプが付与された日時です。

長期署名延長が行われている場合は、最初の世代のタイムスタンプの付与日時を出力します。

タイムスタンプ有効期限

タイムスタンプ証明書の有効期限です。

タイムスタンプ検証実施日時

このファイルのタイムスタンプ検証処理を実施した日時です。

タイムスタンプ検証結果

タイムスタンプの検証結果です。値と意味は以下の通りです。

・有効:問題はありませんでした。

・無効:何らかの異常があるか、有効性を検証できませんでした。


処理が失敗した場合は

タイムスタンプ一括検証処理の失敗を通知するメールが届いたときは、以下の操作をお試しください。

  • しばらく時間を空けた後に、もう一度実行する

  • 検証範囲の期間を短く設定して、もう一度実行する

これらの操作を試しても、処理の失敗が繰り返し発生する場合は、クラウドサイン画面右下のチャットよりお問い合わせください。

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