マイナンバーカード署名とは
マイナンバーカード署名は、本人がもつ電子証明書による当事者型署名です。書類の確認後、マイナンバーカードをスマートフォンにかざし、パスワードを入力することでその書類に電子署名を付与することができます。
これにより、最高レベルの本人確認を用いた電子契約が可能となります。
利用シーン
印鑑証明や実印が必要であった契約書の締結を電子化したい
その他、高額・重要な契約書の締結を電子化したい
マイナンバーカード署名の流れ
※送信者・受信者の双方がマイナンバーカード署名をする場合
機能紹介
送信者は自身の署名方法に「マイナンバーカード署名」を選ぶことができます。
また、宛先ごとの署名方法に「マイナンバーカード署名」を選ぶことができます。
従来通り書類の確認や入力項目の入力が可能です。
マイナンバーカード署名を指定して書類を送信するには、コーポレートプラン、ビジネスプラン、エンタープライズプランのいずれかのご契約が必要です。
受信者はアカウントがなくてもマイナンバーカード署名を行うことができます。
送信費用
マイナンバーカード署名を設定した書類には、1送信ごとに220円(税込)が書類送信費用に加算されます。なお、1件の書類にマイナンバーカード署名を複数設定した場合でも、1送信分の費用となります。
ー 例
書類送信費用が1件あたり220円(税込)のプランの場合
マイナンバーカード署名を設定していない書類:1件あたり220円(税込)
マイナンバーカード署名を設定した書類:1件あたり440円(税込)
※書類の受信には費用が発生しません。
マイナンバーカード署名によって記録される情報
マイナンバーカード署名と書類について
マイナンバーカード署名を行うことで、書類(PDFファイル)に電子署名と電子証明書が追加されます。
電子署名と電子証明書は、ともに書類の中に記録されます。
書類(PDFファイル)に記録される情報
電子署名
送信・同意時にマイナンバーカードによって電子署名が付与されます。
電子署名は「誰が」と「何を」を電子的に証明するために記録されます。
署名用電子証明書
マイナンバーカード内に搭載されている署名用電子証明書です。
この電子証明書は付与した電子署名を証明するために記録されます。
マイナンバーカード署名を含む書類のダウンロード・添付について
締結済みの書類(PDFファイル)には署名用電子証明書が含まれます。この証明書は公的個人認証サービスで発行された電子証明書です。
公的個人認証サービスで発行された電子証明書の保管に関するルールを定めた総務省告示が改正され、2024年12月27日以降、署名者が電子証明書の提供に同意する場合にはダウンロードが可能になりました。
クラウドサインマイナンバーカード署名利用規約への同意によって、署名者は電子証明書の提供に同意します。なお、この署名者による同意によって許可される者(締結済みの書類(PDFファイル)をダウンロードできる対象者)は、同規約 第1条第1項に記載のとおりですが、具体的には下表記載の対象者となります。
号番号 | 対象者 | ダウンロード可否 |
a | ・送信者 ・受信者 ・転送先 | ⚪︎ |
b | ・チーム管理者 ・キャビネット管理者 ・マイナンバーカード署名を含む書類の送信後にチーム管理者となった者 ・マイナンバーカード署名を含む書類の送信後にキャビネット管理者となった者 | △ |
c | bからダウンロード権限を付与された者 ・書類管理者 ・(高度な管理機能利用時の)書類閲覧権限者 ・キャビネット管理者によって許可されたメンバー | △ |
d | ・共有先 | △ |
※ダウンロード可否「△」の対象者については、署名者より当該対象者によるダウンロードにつき同意をいただきますが、現在はシステム上ダウンロードを制限しております。今後のシステム改修により、ダウンロードが可能となる可能性があります。
なお、セキュリティの観点より、マイナンバーカード署名を含む書類はメールに添付されません。クラウドサイン上で該当書類を確認できます。
また、クラウドサインは、電子署名等に係る地方公共団体情報システム機構の認証業務に関する法律第17条第1項第6号の規定に基づき、主務大臣認定を受けています。
取り扱わない情報
マイナンバー(個人番号)
マイナンバー(個人番号)は取り扱いません。また、送信・記録することはありません。
利用者証明用電子証明書
利用者証明用電子証明書は取り扱いません。この電子証明書はマイナンバーカード内に格納されていますが、これを送信・記録することはありません。
利用開始方法
2023年7月26日以降にクラウドサインをご利用の場合、利用開始日から本機能をご利用いただけます。
2023年7月25日以前にクラウドサインをご利用されている場合、プラン確認画面より利用開始手続きを行ってください。
※お手続きはチーム管理者または組織管理者のみ可能です。
※販売店・代理店経由でご契約のお客様は各販売店・代理店の担当者までお問合せください。
注意事項
書類関係者(送信者・受信者・転送先)に1人でもマイナンバーカード署名が指定されている場合、電子署名付きの締結済みファイルをダウンロードできるのは書類関係者(送信者・受信者・転送先)のみです。
書類関係者以外が締結済みファイルをダウンロードする際、書類(PDFファイル)はダウンロード時に電子署名が取り除かれた状態となります。
締結完了後、クラウドサイン上で署名付きの書類(PDFファイル)の署名情報を確認できます。署名情報をクラウドサインで閲覧するには、アカウント登録が必要です。詳しくはこちらをご確認ください。
マイナンバーカード署名を指定した書類の送信と以下機能の併用はできません。
よくある質問
Q. 本人確認レベルが高いと言えるのはなぜですか?
身元確認、当人認証の各保証レベルが最高であるからです。
具体的には、マイナンバーカードは発行、受け渡しの際、利用者が地方自治体の窓口にて直接本人確認を行い、本人のみが知りうるパスワードを電子証明書に設定しているため、最も高いレベルの身元確認がなされています。
加えて、マイナンバーカードに搭載されるICチップは、偽造を目的とした不正行為に対する耐タンパー性を有したハードウエアトークンであり、最も高い当人認証手段となります。
本人確認レベル、各保証レベルの定義についてはオンラインにおける行政手続の本人確認の手法に関するガイドラインを参照ください。
Q. マイナンバー(個人番号)を使うのですか?
マイナンバー(個人番号)は一切使用しません。マイナンバーカードに搭載されている電子証明書を使用します。
Q. マイナンバーカード署名が付与されたPDFはダウンロードが制限されていませんでしたか?
マイナンバーカードで付与された電子署名には公的個人認証サービスで発行された電子証明書が含まれます。法令により公的個人認証サービスで発行された電子証明書の保管は主務大臣が認定した設備に限定されていましたが、総務省告示が改正され、2024年12月27日以降、署名者が電子証明書の提供に同意する場合に限定し、ダウンロードが可能になりました。
なお、クラウドサインは、電子署名等に係る地方公共団体情報システム機構の認証業務に関する法律第17条第1項第6号の規定に基づき、主務大臣認定を受けています。
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