このページではAcrobat ReaderでのPDFに付与された電子署名とタイムスタンプの確認方法を記載いたします。
クラウドサイン上で電子署名とタイムスタンプを確認したい場合はこちらをご覧ください。
電子署名パネルの見方
1. 電子署名パネルから確認できること
Adobe Acrobat Readerの電子署名パネルから、付与されている電子署名とタイムスタンプが確認できます。
2.バージョンの見方
署名パネルを開くと、付与された電子署名が「バージョン1」から以下の順に並んで表示されます。書類の入力項目の設定数・受信者の数などによって付与される電子署名の数も異なります。そのため、書類ごとにバージョンの数も異なります。
例えば以下のように表示されます。
ー 締結した書類例
宛先(受信者)1名に対して送信
送信者:「押印」を1つ設定
受信者:「フリーテキスト」を「会社名」「代表者氏名」の2つ設定、「押印」を1つ設定
ー 上記書類の場合のバージョン表示例
バージョン1:書類ID(固定)
バージョン2:送信者の「押印」
バージョン3:送信者の送信/同意(不可視署名)
バージョン4:受信者の「フリーテキスト」(会社名)
バージョン5:受信者の「フリーテキスト」(代表者氏名)
バージョン6:受信者の「押印」
バージョン7:受信者の同意(不可視署名)
バージョン8:タイムスタンプ付き電子署名
バージョン9:文書タイムスタンプ
操作方法
電子署名とタイムスタンプが有効か確認する
1.締結済みのPDFファイルをAdobe Acrobat Readerで開きます。
2.画面上部に電子署名に関する文言が表示されます。
【文言パターン】
「署名済みであり、全ての署名が有効です。」
→全ての電子署名が有効な状態です。問題ありません。「少なくとも1つの署名に問題があります。」
→以下を参考に設定をお願いします。その他の文言
→クラウドサイン画面右下のチャットよりご連絡ください。詳細を確認いたします。
電子署名とタイムスタンプの詳細を確認する
書類IDや受信者の同意時刻など、詳細を確認したい場合の操作方法です。
なお簡易的に確認したい場合は、合意締結証明書のダウンロードもご利用ください。
1.画面右上の「電子署名パネル」をクリックします。
2.画面左側に「電子署名パネル」が表示されます。ここから詳細を閲覧・確認することが可能です。
3.画像の「>」をクリックすると、各バージョンについての詳細な情報が表示されます。
バージョン数は書類により異なります。詳細はこの記事の「電子署名パネルの見方」>「2.バージョンの見方」をご参考ください。
【書類IDを確認する】
バージョン1(書類IDはバージョン1に固定)>「署名の詳細」>「理由」にて確認することができます。
締結済み書類PDFの1枚目・左下にも書類IDが記載されます。
【入力項目を確認する】
「署名の詳細」より、入力項目を「誰が(メールアドレス)」「いつ(日時)」入力を行なったかを確認できます。
また、同意締結にあたっての認証方法を「署名の詳細」>「理由」にて確認できます。
フィールドをクリックすると入力項目の箇所をPDF上で確認できます。
【同意を確認する】
「署名の詳細」より、書類に対し「誰が(メールアドレス)」「いつ(日時)」同意を行なったのかを確認できます。
また同意にあたっての認証方法を「署名の詳細」>「理由」にて確認できます。
不可視署名のため、右側に表示される書類上では確認ができません。電子署名パネルからのみ確認できます。
「フィールド」には「不可視署名」と記載されます。
【タイムスタンプ付き電子署名を確認する】
タイムスタンプ付き電子署名(PAdES-T)が付与されたことを確認することができます。タイムスタンプ付き電子署名のバージョンは最後から2番目となります。
不可視署名のため、右側に表示される書類上では確認ができません。電子署名パネルからのみ確認できます。
【文書タイムスタンプを確認する】
文書タイムスタンプが付与されたことを確認できます。
文書タイムスタンプのバージョンは最後尾となります。
文書タイムスタンプが付与された日時は「署名の詳細」>「証明書の詳細」にて確認できます。
有効期限は「有効期間の終了」に記載されています。
不可視署名のため、右側に表示される書類上では確認ができません。電子署名パネルからのみ確認できます。
クラウドサインでは、アマノタイムスタンプサービス3161(アマノ株式会社)を採用しております。アマノタイムスタンプサービス3161は「総務大臣による認定制度」により総務大臣が認定したタイムスタンプで、提供元であるアマノ株式会社は日本データ通信協会が認定した時刻認証業務認定事業者(TSA, Time Stamping Authority)です。
2022年6月以前はセイコータイムスタンプサービスを利用し、その後2022年9月までは移行期間としてセイコータイムスタンプサービスとアマノタイムスタンプサービス3161を併用しています。いずれも総務大臣によって認定を受けた時刻認証業務であり、時刻の精度や証拠力に差異はありません。
注意事項
Adobe Acrobat Readerは、こちらより無料ダウンロードできます。
2020年6月9日以前に送信された書類の場合、「少なくとも1つの署名に問題があります。」と表示されます。その場合、閲覧前の設定が必要です。(Mac OS の場合/Windowsの場合)
フリープランおよび長期署名なしのスタンダードプランをご利用されている方から送信された書類のうち、2020年9月6日以前に締結された書類についてはタイムスタンプが付与されておりません。
よくある質問
Q.電子署名とタイムスタンプはいつ付与されますか?
A.クラウドサインでは以下のタイミングで電子署名およびタイムスタンプを付与しております。
【電子署名】
1.書類の送信時
送信者が書類を送信した段階で、送信者が書面に同意した記録として電子署名を付与します。
2.書類への同意時
受信者が書類の内容に同意する操作を行い、締結が完了した段階で、受信者の書面に対する同意の記録として電子署名を付与します。入力項目が設定されていた場合、入力項目の数だけ電子署名を付与します。
3.受信者の転送時(有料プランの場合のみ)
クラウドサインの転送機能を利用して、受信者が他の権限者に転送をした場合、転送を行なった受信者の記録として電子署名を付与します。
【タイムスタンプ】
1. 締結が完了した時
受信者全てが書類の内容に同意する操作を行い、締結が完了した段階で、受信者の書面に対する同意の記録として「タイムスタンプ付き電子署名(PAdES-T)+文書タイムスタンプ+検証情報」(PAdES-A)を付与します。
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